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 「広域的に過去に例のない危険な暑さ」が予想される時に発出される「熱中症特別警戒アラート」の今年度の運用が23日から始まる。気候変動の影響もあり毎年のように「史上最も暑い夏」となる中、注意と対策を呼びかける。

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2024年、猛暑日の全国最長記録を更新した福岡県太宰府市

 特別警戒アラートは、気温や湿度、日差しなどから算出した「暑さ指数」がそれぞれの都道府県内の全観測地点で35以上と予測される際、前日午後2時ごろに発表される。環境省が24年から運用しているが、まだ実際に出されたことはない。

 発表の際には、屋外でのイベント、運動の中止や延期を勧めるとともに、エアコンの適切な使用、水分や塩分のこまめな摂取の徹底を自治体やウェブサイトを通して伝える。

万博でも発生懸念

 観測地点ごとに、暑さ指数が…

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